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節季市
昔からある行事のひとつに節季市(ちんころ市)があります。節季というのは、季節の終わりや年のくれのことです。昔は、年のくれに市がひらかれていました。農家やまちの人が集まり、正月に必要な物を売ったり買ったりしていたそうです。
今でも 1月に節季市がたち、わら細工や竹細工、木工品、金物、食料品が売られにぎわっています。この節季市のことを「ちんころ市」とも言います。「ちんころ」というのは米のこなで作った犬のことで、この市の名物となっています。
節季市は、今から約300年ほど前の江戸時代中期ころに始まったと言われています。もとの起こりは、縮(特産の織物)の初市でしたが、後に農具や日用品の市に変わりました。当時この地方では、旧暦の2月正月(旧正月)を行っていたので、12月の初めころから農家の人たちは、雪に閉ざされた冬の副業として野性のスゲ、ワラ、竹などを材料に冬の生活用具(カンジキ、スッポン)、日用品(ワラジ、ザル)などを作り、節季市で売り、現金収入を得て、旧正月を迎えました。
素朴な雪国の風情と郷愁を感じさせてくれる節季市は、今でも根強い人気があり、市内はもちろん市外からもたくさんの人たちが訪れます。節季市は、毎年、1月10・15・20・25日に開催されます。